四年ぶりとなる陶芸家 崔在皓氏による白磁展を開催いたしております。
土の表情や形さまざまに、月壺や花器のほか、普段使いできるうつわやお香立てなどが揃いました。使い手を想い制作された作品は、手馴染みがよく、ライフシーンに静かな彩りを添えます。今展では新たに雪が凍ったようなマットな質感の作品も並びます。
初日は、書家 華雪氏をお招きし、書のパフォーマンスを行います。文字の成り立ちを深く研究し、作品制作を行う同氏。そこから表現される書は、その意味を含みながらも風景のように感じられ、躍動は祈りにも似た力強くも優しい熱量を帯びています。したためた作品は会期中展示いたします。
[陶芸家]崔在皓 Choi Jae-ho
1971年韓国・釜山生まれ。韓国芸術最高難関の弘益(ホンイク)大学在学中に李朝の白磁作品と出会い感銘を受ける。
卒業後の 2 年間修業の後、日本人の陶芸に対する愛情と感性に惹かれ移住。現在は山口県周南市にて作陶を行う。
evam eva yamanashi では 4 年ぶり 2 度目の個展となる。
instagram|jaeho.choi55 / gallery.choijaeho
[書家]華雪 Kasetsu
1975年京都生まれ。幼いころに漢文学者・白川静の漢字字典に触れたことで漢字の成り立ちや意味に興味を持ち、文字の由来を綿密に調べ、現在の事象との交錯を漢字一文字とテキストの組み合わせで表現する作品づくりに取り組む。文字を使った表現の可能性を探ることを主題に、国内外でワークショップを開催。
instagram|kasetsu_sho
evam eva yamanashi|形
崔在皓|白磁展「月と人」
2022.12.10(土) – 26(月)
OPEN:11:00 – 19:00
CLOSED:水曜/wednesdays
在廊日:12.10(土)